小栗康平 手記

レトロスペクティブ

2008/02/25

外資系の航空貨物に勤める高校時代の友人が、前回に書いたブログのレトロスペクティブトという言葉の使い方が間違っているぞ、と電話をしてきました。追悼とか回顧というのが意味で、お前はもう過去か、死んだのか、といってきたのです。死んではいませんが、過去というのは堪えますね。映画祭などでは、現役監督の特集上映にもそんな冠がついていましたが、一般的な意味は、やはりそのようになるようです。お前が死ねば、お客さんは入るけれどね、とは口の悪い友人のもう一言。
田監督をはじめとして、北京で会った中国の映画監督たちは、みなさん次の新作の準備に入っておりました。私だけが,いまだ、であります。

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追悼・りりィさん
(小栗監督による追悼メッセージ)
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