小栗康平 手記
5月12日、カンヌにて
2005/05/13
9時から、上映会場となるノガ・ヒルトンで映写チェック。会場のキャパシティは800人。こちらの映写技師たちは、一人ひとりみな自分たちの仕事に自負をもっていて、細かな確認を求めてきます。音もよく出ていて、いい映写です。
11時からプレス試写。私は立ち会っていません。パリでの試写がなかったこともあって、ずいぶん大勢の人たちが来てくれたそうです。通訳の高橋さんが、ふだん余り仲良くない人からもいつやるんだと、電話があったと笑って話していました。
午後1時から、プレス・コンファレンス。夜はビーチでのレセプション。夏蓮は今日は終日、振袖の着物でした。あちこちで見知らぬ人から写真を撮られていました。