死の棘
1990年作品
イントロダクション
「死の棘」は島尾敏雄の、純文学の極北と称された同名小説が原作です。
映画化は困難といわれていた小説でした。
妻の精神の壊れに向き合いつづける夫という私小説的素材を、ノーメイクの松阪慶子と岸部一徳が演じ、カンヌ国際映画祭で「グランプリ・カンヌ1990」「国際批評家連盟賞」をダブル受賞するという快挙を成し遂げました。
(c) 松竹・松竹第一興行
スタッフ/キャスト
原作:島尾敏雄
製作:奥山融、荒木正也
出演:松坂慶子、岸部一徳、平田満、他
主な受賞
カンヌ国際映画祭「グランプリ・カンヌ1990」
国際批評家連盟賞
芸術選奨文部大臣賞
キネマ旬報、毎日映画コンクール、日本アカデミー賞等の主演賞を松坂慶子・岸部一徳が独占